銭湯で

昨夜は久しぶりに次女と二人で、近所のスーパー銭湯に行ってきました。
銭湯が大好きな娘たちは「行く?」と声を掛けると、必ず「そろそろ行きたいって思ってたんだ!」という程、温泉好きで、ナガシマスパーランドの遊園地やプールの後にも、必ず「湯あみの島」にも立ち寄りたがる。
ウィークデーに銭湯に行くと夕飯もついでに食べられるので、私としても手抜きができるという意味でも有難いのですが、昨夜もやはり、まず夕飯を食べたいというので、まずレストランコーナーに向かいました。
我々が食事をしていると、まだ4、5歳の女の子を連れた中学生くらいの女の子が私の目の前のテーブルに座りました。
その女の子は手慣れた様子でミニパフェを注文すると、携帯でメールをしながらも、妹にも1つ器をもらい、1つのパフェを分けてあげながら食べていました。
私はその様子を見ながら、先にお風呂から出てきたこの姉妹が、両親が出てくるのを、こうして待ってるだろうっと思いました。
なんて妹の面倒をよく見る姉なんだろう!と思いながらも、我々は食事を終え、お風呂に向かいました。
ところで銭湯とは、こんなことは言うまでもありませんが(笑)、子供から若者まで、様々な人々が、もちろん顔も知らない人もみんな裸でお風呂に入る場所。
いつもいつも皆さんの裸をジッ〜と見ているわけではありませんが、体付きや雰囲気を見ると、不思議に大体、その方の生活が垣間見れるものです(^^;;
昨夜も、いつものように浴槽に浸かりながら、ぼ〜っとしていると、目の前に若くはないけれど、スタイルも良く、女性的な肉付きで、ビ◯ニライン(笑)の処理にもしっかり気を配った、綺麗な女性がお風呂に入ってきました。
するとそこに先程までレストランでパフェを食べていた姉妹がお風呂に入ってきました。
あれれ?
どうやら姉妹はその女性の子供だったようで、お風呂から出てくるお母さんをレストランで待っていたのではなく、別料金の岩盤浴に子ども達は連れて行かず、待たせておいて、その後のお風呂だけ一緒に入るようでした。
遊び盛りの小さな妹は露天風呂に手桶を2つ持ってきて、おままごとを始めようとする…
すると「そんなん持って来ないで(-。-;」と大声で一喝する母親。
それでもおままごとを続けようとすると…
「(水しぶきなんて)飛ばさないで」と更に一喝する(^^;;
そして浴槽に浸かって、30秒も経っていないのに、その母親は突然…
「もう出るよ」
………σ(^_^;)
その母親は妹が内風呂から持ってきた手桶には、全く気も止めず、そにまま、露天風呂に置きっ放しにして行きました(-。-;
「子供達は全く温まっていないよお母さん。」と心の中で叫びながら、思わず次女と顔を見合わせてしまいました。
小さな妹の面倒はすべてお姉ちゃん任せのお母さん。
シャンプーなどのお風呂セットを下げているのもお姉ちゃん。
小さな妹の手をつないでいるのもお姉ちゃん。
極め付けは、帰り道。
またまた一緒になってしまった我々。
玄関を出て駐車場までの急な石段を下る際に、妹が思わずつかんだ手すり。
すると間髪いれず…
「あんた今お風呂に入ったんだよ。そんなの触らないで!汚なくなるでしょ」
とまたまたスゴ〜イ剣幕(;´Д`A
結局、そのお母さんは最後まで優しい言葉なんて一つも掛けず、それどころか会話もせず、怒ったまま帰って行きました。
その時、手すりに触って欲しくないのなら、何故、その子の手を優しくつないであげなかったのかな?
うちの子供達にとっては、楽しい、ゆったりできる場所の1つでもある銭湯。
自分のスタイルや美には執着しているのに、子どもの気持ちは全く考えていない母親の都合だけで、連れて来られたこの子達は、銭湯を楽しむことができたのかな?
銭湯にいる間中、一度も楽しそうな顔をしなかったお姉ちゃんの顔を思い出しながら、そんなことを思う私なのでした( T_T)\(^-^ )