たまご~Part2~

お休みとお休みの間は、何だか気合が入りませんね!月曜日も今日も授業参観でした。また明日、小学校は遠足ですよ!
さて、昨日の「たまご」のお話は如何でしたか?ちょっと身につまされる?お話しでしたね(汗);ネットで検索をしてもなかなかヒットしてこなかったので、つい知り合いの先生に質問するカタチになってしまいました。お蔭で?思いもよらない様々なお話し(事情)を耳にする機会に恵まれました。

では昨日のたまご(鶏)のお話しの続きです。
たまごにしても、食肉用の鶏にしても、現在この業界は分業が徹底的に進んでいるようで、たまごを産む白色レゴン種の殆どは外国で交配されて日本に上陸(卵で輸入するのか、雛で輸入するのかは質問し忘れましたが[E:sweat01])するそうで、常に4種の原種を様々な組み合わせで交配しているのだとか。食肉用に関しても同じようです。食肉用の鶏はたまご用よりももっと可哀相で、およそ3ヶ月で出荷になるのだとか(う~[E:sweat02]鶏肉にも哀悼の意を!)?
ところで、世界で初めて、生まれたての雛の雌雄の見分け方法(初生ビナ鑑別法)を発見したのは、日本人!というのは皆さんご存知ですか?大正13年当時、農林省畜産試験場にて、鶏の繁殖について研究をしていた増井清、橋本重郎、大野勇の3氏が、初生雛における、生殖突起(誕生して48時間だけ雄に現れる突起)によって雌雄の差異があることを発見し、この学理的発見を日本畜産学会に発表したのが始まりなんだそうです。その中の東大の増井清先生という方は、何でも今回、このお話しをお聞きした先生の先生だったとか(またまたビックり!)。初生ビナ鑑別法の資格は今でも取得するのに、相当の時間を要するようですが、当時、この資格を持ってる方は、3~4年で持ち家が買える程、高収入な職業だったようです。
雄がいなくても雌だけで卵が生まれるのか?とのくまさんの質問。答えは生まれますよ!詳細のご返答は個人的にさせていただきま~す!nokoyokoi
P.S.そんな増井先生が監修された、当時の貴重な記録フィルム『初生雛雌雄鑑別法の発展とその普及』が2006年に発見され、名古屋大学博物館に寄贈されています。上映される機会がありましたら、この日本の誇るべき技術の一端を、一度は鑑賞みたいですね!