歌うおくりびと

昨日は朝からウィルあいちにて、私が所属する日本放送作家連盟、中部支部が主催する『第14回中部テレビ大賞』の表彰式と優秀作品の5本の上映、及びパーティーを行いました。
準大賞に輝いたのは(今回も残念ながら大賞に該当する作品はありませんでした)、金沢放送が制作した『うたうおくりびと』。
末期ガンの女性の願いで、合唱仲間みんなで音楽葬をするという番組で、友人らは『その日』の為に涙を堪えて練習し、その女性の生き方に影響され、自分の人生とも向き合います。
この作品に出会い、私も一人の音楽家として、真面目に自分の『お葬式』を実感する事が出来ました。
そもそもお葬式に高い祭壇やお坊さんは必要なのか?
高くなくても大好きなお花と心のこもった子ども達等の生の音楽と、義理ではなく、本当に私の死を悲しんでくれる親族や友人に囲まれればそれで十分なのではないか…等と、そんな事を真剣に考えてしまいました。
式場が高ければ…究極な話、例えばライブハウスでお葬式の代わりのお別れ会をしてもいいわけで…(^_^;)
近頃、自分の親の最期さえ看取らず、親の年金さえも懐に入れ、所在さえも気にしない事件がまかり通る情けない時代。
『死』や『お葬式』の意味を今一度考えさせてくれる番組でした。
ところで、貴方ならどんな自分のお葬式をしてもらいたいですか?
☆⌒(>。≪)nokoyokoi