前十字靭帯

あと2日でバンクーバーオリンピックが開催されますね。
皆さんの一番の見所と言えば、やはり男女フィギュアスケートでしょうか?
昨日ニュースを見ていたら、偶然にも右足の前十字靭帯損傷から復帰しオリンピック出場を決めた高橋大輔さんの軌跡を特集していました。
前十字靭帯損傷と言えば、私も20年近く前に左足の前十字靭帯をスキーで完全に断裂してしまったので、3度に渡る手術を行いました。
まず、骨がひっかかる半月板を取り除き、更に左足膝下の腱を骨と共に切り取り、無くなった前十字靭帯の代わりに膝に移植し、上と下を4本のチタンボルトで骨に固定してました。
それ以来、スキーも以前のようには出来なくなりましたし、雪道等よく滑る坂道を歩いていると、あっという間に足をすくわれ、尻もちをつくこともしばしば(>_<)
それに比べ高橋大輔さんは何て凄いんでしょう。
1日8時間もリハビリやトレーニングを重ねて、怪我からほんの1年でテーピング無しで4回転ジャンプに挑戦する。元々の体の性能も違うのでしょうが、やはり人間技とは思えません。
これまでこんな怪我を乗り越えオリンピックに出場したアスリートは他にはいないとの事。
だからこそ本番には100%の力を発揮させてあげたいなと願うばかりです。
私が手術をした際、担当医から『アスリートなら、残念ながら引退だね』と言われて20年。靭帯の損失は私から自転車の立ちこぎとスキップの能力を奪いました(笑)
本当に4回転ジャンプが必要なスケート選手でなくって良かった(^_^;)とつくづく思う私なのでした。
☆⌒(>。≪)nokoyokoi