中国に会社の工場がある為、年に何度か出張に出かける旦那。
工場自体は北京から50キロ以上も離れたダク州という片田舎にあるらしいけれど、休日になると、現地に赴任している同僚の方々と、中国観光に出かけてはそれなりに、中国ライフを楽しんでいるよう。
そこで日記にまとめてくれたら、私のブログで紹介するよ!と言ったら、旦那が自分の「中国出張記(これだと中国旅行記ですが…[E:sweat01])」なるものを書いてくれたので、今回はそのまま紹介したいと思います。
今回の出張中に日曜日が1日だけあったので、北京に出かけた。僕の中国での主な仕事場所はダク州っていうところで北京から50Kmほど南下したところだ。北京に比べたらかなりの田舎だが、ここ数年急激に発展している。僕が居た、たった2週間の間にも新しいスーパーが1件オープンした、韓国のロッテだ。ダク州の紹介は次の機会にでもゆっくりしよう。
さて最初にきたのは北京鐘鼓楼文物保管所というところ、元、明、清と三代に渡って北京の市民に時を告げてきた場所で今では博物館となっている。鐘楼と鼓楼の2つの建物そびえ立つ。
こちらが鼓楼
むちゃくちゃ急な階段
これが時を告げる太鼓
昔中国では2時間をひとくくりとしていた。水時計が正確な時間をつげると25人の打ち手たちが一斉に太鼓を叩く。
現在もその実演会が2時間おきに行われている。残念ながらタイミングがあわず、実演を見ることはできなかった。
またおそろく急な階段を下って鼓楼を後にした。次はいよいよ鐘楼だ。
正確に時を告げる水時計
こちらが鐘楼
やはり急な階段
先どの鼓楼からの太鼓の音の合図で鐘をつく。太鼓と鐘は全部で108回つかれたという説明だった。除夜の鐘と回数と同じだけど、なにか関係があるのかな?また機会があれば調べよう。
次に足を運んだのは北京の南西約15Kmのところにある、盧溝橋(ろこうきょう)というところ。ここは長さ約250mの石造りの橋。
その橋の欄干にはそれぞれ違う表情や形をした501頭の獅子の彫刻が置かれている。
本当に1頭1頭が違うので、じっくり見ていこうとしたが、10頭ほどみたとこでハッと気がついた、残り491頭こんなペースでみていたら夜中になっても終わらない。
残念だが残りの獅子は歩きながら見ることにした。
欄干の獅子
橋の向こう側までこんな調子で歩いて往復約20分、ちょっと暑かったけど、秋の風がさわやかだった 。
次にやってきたのは周口店、ここは北京市街からの約50Kmのところ。
世界文化遺産にも登録されている北京原人遺跡がある。
北京原人の骨や遺物の発掘現場であり、広大な自然公園となっている。
公園の入り口
ややのぼり気味のなだらかな道を歩いていくと猿人洞と書いてある標。
猿人洞とは北京原人が実際に生活していたところとか。
実際に発掘された跡が何層にもなっている。
そこに階段があり一番下の層まで降りて行った。
上を見上げればまさに断崖絶壁、気のせいか空気もヒンヤリしてきた。
しばらく歩くと洞窟が現れた。
北京原人が暮らしていたらしい。
中に入ってみたが、上から岩が落ちてきそうでちょっと怖い。
洞窟の天井
一応網が張ってあるが、洞窟全体がつぶれてきたら、30万年後に北京原人の遺跡をみにきた、平成原人の化石とかになるのかなって思いつつ無事に洞窟を通り抜けた。
そのまま進んで行ったら遠くになにやら大きな人影が。
ついに出ました北京原人。
それもアベックで。
記念写真を一緒に撮らせてもらった。
ここはとにかく広大な自然公園になっていて山を上がったり、下りたり。
フラフラ歩いているうちに、公園内にある地震科普館に着いてしまった。
そこで本日一番奇妙なものを発見。
なんと地震感知器で地動儀という名前らしい。
132年に作られたもので、地震を感知すると竜がくわえている玉がカエルの口に落ちて、どの方角で地震があったか、わかる仕組みになっているとか。
かなりの的中率だったらしい。
中国では歴史か何かで習うらしく、一緒に言った中国人のT君が妙に興奮していた。
一日しか休みがなかったけど、結構いろいろなところを見れて面白かった。
また機会があれば、レポートします。
…さて「中国出張記」は如何でしたか?
また今月中旬から中国に出張に出来かける旦那。
今度はどんなレポートが届くかお楽しみ〜[E:sweat01]