愛すべき後輩へ

昨日は慰問の後、東区にある録音スタジオにCMの収録にお邪魔して来ました[E:sun]

昨日の仕事はとある告知CMの間に挟まるジングル(サウンドロゴみたいなもの)でした!
こちらも決まりましたらお知らせ致しますね[E:heart04]

…ところで昨日のお仕事は、今や私の代表作となったCM「清洲城鬼ころし」の制作でお世話になった代理店さん。

収録の後、制作部のHさん(昨年初めに東海テレビさんにて、私の特集前半〕〔後半〕がOAされた際、特集の中に登場して頂いた偉〜い方)とお話ししていると、今から大学で講師をしに行くと言われるので、よ〜くお話を伺ってみると、なんと私の母校、愛知淑徳大学(因みに私は文学部英文学科卒で〜す[E:sweat01])のメディアプロデュース学科というオシャレ〜な学科で教鞭を取っていらっしゃるとお聞きして…またまたビックリ[E:heart04]

イマドキの大学では、現場で働いている人(今回は、広告制作の第一線で働いている代理店さん)が講師となり、実例を交えながら(最新のメディア制作等の)授業をする時代になったんだと伺って、驚きました(私もそんな授業なら実際に受けてみた〜い!)[E:shine]

また、彼の授業で「鬼ころしのCMを制作することになった経緯を(上記の)特集を使って、説明したり、このCMを歌ってるのは、実は君たちの先輩なんだよ!と紹介したら、後輩ちゃんたちから、驚きの声が上がったんだよ!」と伺って、何だか嬉しくなりました〜[E:lovely]

Hさんとお話をする中で、更に、こんな気になるお話もお聞きしました。

大学の帰りにたまたまHさんが乗り合わせたバスで、生徒さん達が大学から出された「将来何になりたいか?」という宿題について話をしていたらしいのですが、その一人が「OLになりたい」と答えていたのを聞いて、Hさんは愕然としたのだとか。

その生徒さんの意見として「とりあえずOLになれれば、給料がもらえるでしょ!」とのこと[E:coldsweats01]

ごもっとも!

リーマン以降、この不況下で、たとえ大学を卒業しても今や50%の生徒しか就職出来ないこのご時勢。仕方ありません。

私もそんな選択肢しか残されていない彼女たちに、思わず「可愛そう」と思ってしまいました。

…が、カクユウ…そんな私も20数年前、ドンドン就職先が決まっていく友人たちを見ながら、単純に「OL」という響きに憧れ、何を血迷ったのか(笑)、証券会社に就職(いきなり資格試験と格闘することになりましたけどね[E:sweat01])。2年半コマソンシンガーと証券レディという二足のワラジを履いていました(この当時はバブル真っ盛りの時代で、給料もボーナスも本当にたくさん頂いていましたが、二足のワラジを履きこなす為の平均睡眠時間は4時間弱。死にそうになりOLは諦めました[E:sweat01])

その後、2年間、歌業に専念。
26歳の時、広告制作会社に入社。結婚。退社。
29歳からフリーのボーカリスト、構成作家として活動。
出産。2004年から万博要員として、再度、広告制作会社に就職。退社。
今に至る…わけですが(笑)…

今思えば…たった2年半でしたが、「OL」の経験は、私にとって、本当に楽しく、今も何かと役に立つことの多い貴重な経験でした!

そこで…

「愛すべき後輩へ」…

「OL」も立派なお仕事です。
でも決して「OL」を侮ることなかれ!
どの世界でもその道のプロになるのは、大変です。
(その証拠に私はOLのプロにはなれませんでしたからね…[E:wobbly])
人生は長いので、自分の思いようで、何度でもやり直しが出来ます。
初めから自分の夢、なりたいものになれるとは限りません。
どんな経験(職業、趣味…何でも)も身につけて、損をすることはありません。
異性とは限らず(笑)…「出逢い」はとにかく大切に。
新しい出逢いが、また次の出逢いを生みます。
新しい事を恐れるな!とにかくやってみるべし!
何か「ツイてないな」と感じる時は、努力はするが、敢えて無理はしない。
一生運気が悪いなんてことはないはず。
「最悪の状態」がコレくらいなら平気!って考える。
「最悪な状態」や「困難」に出くわしたら…
「キミなら乗り越えられる!」と神様が与えてくれたと考える。
全ての事に心から感謝をする。
健康に、他人に、親に、子供に、友達に、仕事に、食べ物に…
与えられた事に感謝し、チャンスと思うべし!
人に喜んでもらえることをエネルギーに変えよう!
…etc。言い出したらキリがないよね。

カタチはともあれ…自分の大好きな事を職業にできた私は本当に幸せものです。
でもそんな私も順風満帆、ストレートに、この「仕事」を掴んだわけではありません。
全くこの業界に、何のコネもない状態「0」からのスタートだったので、お蔭でここに来るまでにおよそ25年もかかってしまいました(笑)[E:sweat02]

やってきたのは…ただコツコツ続けてきただけ。

…であともう一言。

「特集」の中で…「スポットライトへの未練を断ち切り、3秒にかける縁の下の力持ち。
23年続けてきたCMシンガーのプロ魂です」

…なんてナレーションが付いていますが、今も諦めたわけではありませんよ〜(笑)
あの「特集」のお蔭で(まだまだお金持ちには程遠いですが…[E:sweat01])、バンド活動や慰問以外にも、ライオンズクラブやホテル…等など、様々なステージや収録のオファーが続いています[E:heart04]
本当に有難いことです。

何がキッカケで変わるのか分からない人生。
1回だけの人生ですから、楽しまなくちゃソンソン!
是非皆さん!たくさん苦しんで、たくさん楽しんで、自分だけの人生を「謳歌」して頂きたいと思います。

「愛すべき後輩」ちゃんたちへ。
自分を信じて、ファイト〜[E:shine] nokoyokoi